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「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ ゲームであそぼう!映画の世界」レビュー(NINTENDO SWITCH用ソフト)

すみっコぐらしの映画化とゲーム化はもはやワンセット、平八です。

今夜は2023年11月に公開された映画をベースにしたすみっコぐらしゲームの最新作「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ ゲームであそぼう!映画の世界」のレビューです。

 

さあ始まるぜ大冒険

 

映画の世界観を再現!!

 

いや再現というかほぼすべてのエピソードをミニゲーム化してる。

本作のレビューはこれに尽きる。

過去に二本あった映画原作ゲームも本編の出来事をミニゲームに落とし込んだ、というのは一部はあったけどおそらく今回のは映画スタッフとゲームスタッフがガッチリスクラム組んで仕上げてきたと予想しています。

あえて言うならしろくまの過去の回想については触れてなかったぐらいかな。

そこ以外はほとんど網羅してるのでもし映画未視聴でこのゲームが気になっている方がいらっしゃるのであれば、まず先に映画を鑑賞することをお勧めします。

私の場合ゲームを発売日にプレイして、真ん中ぐらいまで進めてから映画を観に行ったものだから「なんかここまでのシーンデジャブだらけだけどもしやラストも…?」などと考え、映画から帰ってからゲームを最後までプレイすると案の定でした。

映画の公開日が2023年11月3日で、本作はそれより約2週間後の16日に発売されたわけですが「これだけ猶予があったんだからもう観に行かれましたよね?」という作り手の隠しメッセージをひしひしと感じます。

まさかラストの攻防までミニゲームで再現してるとは思わなかったもんよ。

ここまで文章を読まれた方は「もしかして映画を観に行かなくてもこのゲームをプレイすれば観たようなものでは…?」と思われたかもしれません。

確かにミニゲームの前に割と丁寧な導入ムービーも入るので、この状況がどういうことなのかもある程度察しがつくようになっています。

しかし、上でも書きましたが今回のキーパーソンであるしろくまのバックグラウンドについてはカットされており、あのシーンがあるからこそ最後の説得が活きていると私は思っておりますので、やはりゲームだけではカバーしきれない映画の魅力というものも確かに存在します。

だから強制ではありませんが、やはり本作は映画を堪能した後にその世界観でゲームを遊ぶというのが順当ではないかと。

ゲームを先にちょっとやってしまった私に言えた義理ではないのですが。

 

映画レビューはこちら。
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ゲームは割とサクサク進行

 

いやミニゲームの内容が簡単だったとかそういうことではなく、ゲームを開放される条件が「一度ゲームをプレイすると次のゲームがプレイできるようになる」というシステムに戻ったため、全ゲーム開放までにかかる時間がすごく短縮されたのです。

なんでこういうこと言うかというと、前作の「リズムゲーム」がリズムポイントを貯めないと次のゲームが開放されないシステムだったので、新しいゲームをプレイするためには構造上繰り返しプレイが要求されたんですよ。

正直、ちょっとしんどかった。

なので、今回のように「一位を取ったりできなくても遊べばとりあえず次に進める」というのは精神衛生上すごく良かったです。

仕事終わりに半分寝落ちしそうになりながらプレイしてても気が付いたら次のゲームが開放されてる、とかありましたからね。

プレイした覚えもないゲームもプレイしたことになってたのはちょっと「大丈夫か自分」と思いましたが。

というか一年前の話で恐縮ですが、リズムゲームのあのリズムポイントもうちょっと少なめに設定してくれてもよかった気がする。

前回のゲームレビューはこちら。

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さて、ゲームを進めていくとそれとは別に今回もパズルのピースが手に入り、集めていくと絵が完成してパズルを遊べるモードも開放されます。

これはまあじっくりやり込み要素でいいというか、普通に全20種類のミニゲームを最後までプレイすると1枚とちょっと開放できたんですけどロックされてる絵が全部で40枚あるんで、もし全開放にチャレンジしようとするとなかなか歯応えがあります。

パズルのピースがゲームの難易度を上げた方が多く貰えるので、周回する時は自分の得意なジャンルの「げきむず」を選んでコツコツプレイするのが良いかと思います。

 

とんかつトランスフォーム

 

 

内容についてもっと語りたい…

 

とは思うんですけど、前述したように「映画のイベントをほぼほぼ再現」しているため、内容を語ると盛大なネタバレになってしまうという割と痛恨の事態になっています。

当然ほら、とんかつファンが劇場で歓声を上げたと思われるアレとソレも再現されているのでそこは期待して大丈夫です。

あんな変なカーチェイスだったかな…?という想いもちょっとはありますけど。

以前ちょっと触れましたがswitchにプラットフォームを移してからのすみっコぐらしゲームは2023年11月で現在8本、ミニゲームは100種類を軽く超えてしまいました。

まぁ…「コレなんかどっかで見たことない?」ってのもありますけどそこはあまりツッコまないようにします。

流石にここまで来るともう新しいミニゲームを考えるだけで困難になっているのではと予想され、製作スタッフの皆様は毎年この時期になると頭を悩まされているのではないでしょうか。

本作は今まで以上に映画に「寄せた」ため、映画の追体験という意味ではかなり芯を食った出来栄えだったと思います。

ゲームやりながら「ああ!あったあった!」となることも何度かありましたからね。

 

本作以外のswitch用すみっコぐらしゲームの傾向を知りたい方はこちらをどうぞ。
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