新居浜市80周年記念映画「ふたつの昨日と僕の未来」レビュー




佐野さんと久保田さんのファンです、平八です。

 

今夜は愛媛県は新居浜市を舞台にしたSF映画「ふたつの昨日と僕の未来」のレビューです。

 

 

※本稿は結構ネタバレを含みますので、未見の方はご注意下さい。

 

 

公式サイト:

 

 

自分が生きた記憶は自分だけのもの

 

 

<あらすじ>

かつてマラソンランナーとして将来を嘱望された越智海斗は怪我が原因で夢を断念する。

その後尊敬していた父を事故で亡くし、市役所の職員として鬱屈した日々を送っていた。

そんなある日、別子銅山にて不意の大雨に遭い同僚とはぐれ、坑道を抜けた先に見たものは自分の知っている世界と少しだけ違う世界だった。

 

 

いきなりですけど「何故海斗は元の世界に戻ることを望んだのか」について書きます。

 

これは本編では明確に語られなかったことに対する私なりの考えなので合っているかどうかは保証できません。

 

ただ、海斗の祖父と祖母もかつて同じ道を選んだことを思うと、やはり自分が今まで選んで来た道、その時々の気持ちを否定するようで出来なかったのではないかと私は考えます。

 

振り返れば海斗の人生は突然の怪我に見舞われて以来、苦難のし通しだったと見受けます。

 

不運な巡り合わせに晒されるうちにやる気をなくし、そんなだから周りからも仕事ぶりが認められず、またやる気をなくすという完全に負のスパイラルに陥っていました。

 

そんな時に不思議パワーによって開かれた自分が肯定された世界。

 

海斗にとっても居心地がよく、順風満帆な並行世界に残る方が良かったかも知れません。

 

しかし、劇中クライマックス直前に何も知らないはずの恋人・真里乃が「何かおかしい」と気付いていたことを知ったのが決め手になったのではないでしょうか。

 

苦難に遭い、無気力になった時も自分を見ていてくれる人がいた。

 

そして元の世界から離れることは、それが苦難にまみれた辛い記憶だったとしても今までの自分の想いも無かったことになってしまう。

 

その事実が海斗を思い留まらせ、元の世界で生きることを選ぶに至ったのではないでしょうか。

 

現実は辛くて悲しいかも知れない。

 

それでも生きて行こうという想いがこの作品の根底にあると私は感じました。

 

ラストシーンのありふれた幸せな光景は海斗自身が勝ち取ったものと考えるとしみじみと胸に迫るものがあります。

 

余談ですが、劇場を出る際に近くで初老の紳士が「ワシやったら上手く行ってる世界に残るけどなぁ」と大変正直な感想を述べられていて「ですよねー」と心の中で相槌を打ちました。

 

それも選択のうち、全然間違ってないと思うので。

 

 

ハンサムすぎる黒川先生

 

突然ですが私、数年前「仮面ライダー鎧武」を毎週観てました。

 

 

公式サイト:

 

 

その時に役者として佐野岳さんと久保田悠来さんを知り、今回の映画もお二人が出演すると聞いて楽しみにしていました。

 

で、佐野さんは主役の海斗として出ずっぱりですが、久保田さんの役柄はちょっと話が進んだ頃に出て来る国会議員・黒川賢三。

 

 

パンフレットより。イケメン国会議員。

 

私はオッサンですけどすごいハンサムだと思う。

 

鎧武の時代には「大企業のイケメン主任」役で好演されていましたが、その妖しい魅力は色褪せず、といったところでしょうか。

 

雷にビビるとか結構頼りない面も見せつつ、ヒロイン真里乃にちょっかいかける恋敵役として最後まで存在感を見せつけていました。

 

途中いいとこまで行くのかな、と思いましたけど答えを保留された時にもう決着はついていたのかも知れませんね。

 

購入したパンフレットでは「海斗に負けて悔しいです」と心情を吐露されていました。

 

 

佐野岳、駆ける

 

本作は二つの世界を行き来して主人公が運命を選択する、というSF寄りのストーリーのため、佐野岳アクションには特に期待していなかったのですがクライマックスにブッ込んで来たね。

 

迫る最大の危機!!

 

突然覚悟を決めた佐野岳、ショートカットするために山越えの獣道へロケットダイブ!!

 

佐野岳、道なき道を激走!!

 

これよ、これが観たかったのよ!!

 

「俺が佐野岳だ!!」と雄叫びを上げそうなほどの熱演!!

 

海斗って脚を故障してランナー引退したんじゃなかったっけ…?なんて野暮なツッコミは心に仕舞い込め!!

 

気合いさえあれば何とでもなるんだよ!!

 

正直な話、海斗があんなに激走するシーンが必要かと問われるとちょっと謎なので、俳優佐野岳への監督のはなむけのシーンにも思えましたね。

 

結構色んな角度から佐野岳の走りを撮ってた気がする。

 

 

新居浜PRとしての側面

 

こちらもパンフレットからの引用ですが、新居浜市のロケ地マップが結構詳しく載っています。

 

 

ロケ地マップ。かなり詳細。

 

 

他にも新居浜太鼓祭りコーナーや東洋のマチュピチュ(すげえ通り名だ)東平地区にも言及されており、なかなか読み応えのある冊子になっています。

 

不勉強ながら、パンフレットに目を通すまで主題歌を歌う水樹奈々さんが新居浜市の観光大使を務めていることも市制施行80周年記念映画であることも知りませんでした。

 

劇中に出てきた新居浜PRポスターも水樹奈々さんだったらしいですね。

 

そういう目線でまた観直せば色々気づく点もあるかも知れない。

 

あと「どて焼きってそんなにバクバクいけるくらい美味いんだ…」ととても気になっています。

 

 

まとめ

 

いつでも状況を変えるのは自分次第。

 

あのラストシーンは結構好きなので、また映像ソフトや配信になった時は観返したいと思います。

 

お父さんと語り合うシーンも結構好きですね。

 

 

パンフレットより。佐野さんのリラックスした演技が見所。

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