新世紀創造サメ映画「シャークネード ラスト・チェーンソー4DX」レビュー

  • 2018年11月7日
  • 2018年11月11日
  • 映画

サメ映画歴は割と短い、平八です。

 

今夜はやっと劇場に行けました「シャークネード ラストチェーンソー4DX」のレビューです。

 

 

記念に劇場のポスターをば

 

 

※本作はネタバレを含みますので一応お気をつけ下さい。ホンモノにはかないませんが。

 

 

とりあえず明日も生きてみようかって思える快作

 

 

とりあえず言えることは観てる間は超楽しかったし後には特に何も残らなかった。

 

そして「ままならない人の世だけど、とりあえず明日も生きるか」と妙に前向きな気持ちになれるパワーを持っています。

 

それぐらいとにかくバカバカしかった。

 

時折歴史を変えるとは…みたいにシリアスなシーンもあって軽く身が引き締まったりすることもありますが3分ももちません。

 

むしろ身を引き締めて損したと思い、4DXのゆったりした座席で再びリラックスします。

 

まあ4DXなのでそんなにのんびりは出来ないのですが。

 

座席は頻繁に揺れるし水しぶきはかかるし何か白い紙吹雪のようなものは舞うしもう大変。

 

一番演出的に好きだったのは人がサメに背中から喰われた時に座席のシートも「ボコォッ」と盛り上がり、一時的にスクリーンの人物とシンクロしたところですね。

 

あれは結構びっくりした。

 

以前にも一度4DXにいったことがあり、その時は演出が気になって映画に集中出来なかったのですが馴れたせいかシャークネードだったせいか今回は演出も存分に楽しめました。

 

と言うか近所で公開してるなら今からでも遅くはないので是非劇場で観て欲しい。

 

 

公式サイト:

 

臨場感というかアトラクション感がものすごいので、サメに頭から喰われて血しぶき撒き散らすシーンさえなければお子様のお守りにも勧めたいところなんですがね…

 

※4DX映画は年齢、体調など制限があります。

 

あと5の感想でも少しだけ触れましたけど、本作もエイプリルの扱いに嗚咽が漏れる。

 

 

 

 

スタッフがエイプリルのこと好きすぎるのは伝わってきましたけどすげえ捻れた愛情。

 

「やめろスタッフ!!もうエイプリルで遊ぶのやめろ!!もぉぉぉぉ、何がエイプリルの惑星だよ、ズルイよ…!!」

 

劇場がムリなら後日レンタルでもいいので観て欲しい。

 

本作でラストのせいかフルスイング感がハンパないです。

 

 

10分後には忘れているタイムリープ前の時代

 

 

メメントか俺は、と思うくらい記憶が次々と消去されて行きます。

 

本作はいわゆるタイムリープもので、始まりのシャークネードを滅ぼすために恐竜時代までさかのぼり、有能すぎる息子・ギルのおかげで一命をとりとめた仲間達とフィンが歴史の節目でサメと激闘を繰り広げます。

 

それぞれの時代で起こる出来事がいちいち面白いのですけど各時代の持ち時間が10分ほどのため、次々とネタを使い捨てにして時間を渡り歩きます。

 

円卓の騎士の時代の魔導師がクセが強すぎて「こんなん絶対心に刻まれたわー」とその時は思ってたのですが、もう名前がすっぽり抜け落ちてます。

 

ビリー・ザ・キッドもジョージ・ワシントンも出て来るし、「最後だと思ってムチャクチャやりやがって…」と思いつつも顔は笑ってしまうという不思議な気持ちにさせてくれます。

 

 

劇場出る時みんなニコニコしてた

 

 

やっぱり映画は映画館で観るとひと味違うな、と思えるのは周りの人の反応も味わえるところですね。

 

私が観にいった回では超高速エンディングテロップが流れて行った後、席を立ち帰途につく観客の顔はニッコニコしてました

 

いや、ニヤニヤの方がより正確かも知れない。

 

口ではみんな軽口叩いてましたよ。

 

時間返せとかくっだらねえとか。

 

でも声は笑ってるんですね。

 

絶対本心では「楽しかった」はず。

 

ついつい憎まれ口をきいてしまう心境も分かりますね。

 

素直に面白かったと言ったら負けなんじゃないかって。

 

微笑ましかったのは「俺これがシャークネード初めてなんだけど人間関係がよく分からなくて、前作も観た方がいいのかな…」と友達に聞いてた人がいたことですね。

 

多分周りにいた全員が「あー、いいよ別に」と思っていたことでしょう。

 

それぞれ別の人生を送っている皆の心が一つになった瞬間だったと思います。

 

 

円盤単品4,800円

 

 

私が行った劇場ではどんな判断か知りませんけど「シャークネード」過去5作の単巻DVDを販売していました。

 

一本たったの4800円。

 

……来月全部入りのBOXが発売されるのに?

 

よしんば劇場で「アタイ、シャークネードにイカれちまった…」という人がいたとしても、来月まで待てばAmazon価格6,261円(2018年11月7日現在)で6作全部入りが買えるのに単巻4,800円って…

 

まあ来月まで待てやしねー!!という方もいらっしゃると思いますのでこれ以上は申しませんが。

 

 

 

 

しかしこのBOXって本当に今作まで含めてこの値段なのかな。

 

 

今作の単独DVDも予約受付中ですが、単独だとやっぱり5,000円近くするので本当にこの価格でいいんだろうかと思ってしまいますね。

 

 

 

まとめ

 

 

劇場で観るシャークネードは格別でした。

 

ラストのエンディングテロップが速すぎて何も読めなかったり、うまくやれば感動のシーンになったろうにエイプリルで台無しにしたり色々細かいところは気になりましたがとにかくパワーに溢れた娯楽作でした。

 

個人的にはもうやり尽くしたろうと思っていた前作から更にここまでハジけたものをお出しして来るアサイラムの底力に脱帽しました。

 

あー…

 

BOX買おうかな…

 

 

秋映画コレクションとともに。(画面左上)

 

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