他人に変わって欲しい時に気を付けたいこと

未来をどんどん変えていきたい、平八です。

 

何であの人はアレを止めないんだろう、と思うことありますよね。

 

私も身内がそういう風だったのでそのもどかしさが分かります。

 

けれどそれは決してあなたの心にさざ波を立てようとかそういう意図があるわけではなく、純粋に気づいていないだけなのです。

 

つまりあなたがすべきことはそれをやんわりと気づかせてあげることに尽きるのです。

 

そもそも自分が不便なことに気付いてない

 

もう十年近く昔の話ですが、離れて住んでいるうちの両親はテレビが好きでニュース、バラエティー、料理番組と1日5、6本は録画をしていました。

 

VHSで。

 

今でもその姿を覚えているのですが、ビデオテープを再生し、小刻みに早送りしながらこれは見たから上書きしても大丈夫ということを何本もテープを差し替えながら探しているのです。

 

それをやっている父の横顔は決して幸せそうではありませんでした。

 

おそらくは年相応に目も悪くなっていると感じたので何とかならないかと思案したのです。

 

その時思い付いたのが当時だいぶ値段もこなれていたDVD-HDDレコーダーの実家への導入です。

 

最初のうちは今まで撮った映像もダビングしたいということで、VHSデッキとの接続やら何やらは私がさせてもらいました。

 

両親は初めて手にする機械に最初は戸惑っている様子でしたがVHSのテープチェンジから劇的に改善されたHDD録画機能の簡便さに目を輝かせ、私も「やって良かった」と嬉しくなったものです。

 

それから数年経って機械の調子が悪くなった時は驚いたことに父は自分で新しいブルーレイレコーダーを見立てて購入していました。

 

帰省した時にそのことに気付きましたが志士三日会わざれば刮目して見よ、のことわざ通りでした。

 

未だにPS3でブルーレイを観ている私を尻目にデッキ購入まで羽ばたいたのです。

 

親身に理を説くことの重要性

 

自戒の意味も込めてお話ししますが人間は意外と自分が不自由であることに気付いていません。

 

または薄々気付いてはいても今を変えるための労力と予算を軽くはじいて面倒だから止めようかとさっと諦めてしまうのです。

 

例えば私はそれなりにデブですが痩せたその先に明るい未来があることに何となく気付いていても「まあダイエットは明日からにしようか」と先延ばしにしてしまいます。

 

すいませんこれは本当に自省します。

 

あたかも鶏の親鳥が卵の殻を突いて雛が新しい世界に現れるのを手助けするように外部からの働きかけがその人の成長を加速させることはこの世にいくらでもあると思います。

 

私はもう長い間企業ソルジャーとして通勤電車の地獄の中でもがいてきましたが、隣で新聞を読まれる音に心をかき乱されます。

 

新聞をめくる時に発するあのガサガサ音が結構気になり、また視界の隅に大きなモーションで開かれる新聞が映り込み、どうにも集中力が削がれます。

 

大体からしてページをめくる際は本人達も手こずってるというか面倒臭そうな顔してることが多いので「それなら電子版で購読すればいいのに。今孔明が電子のバーン!てやってるでしょ?」と思わずにおれません。

 

しかし、結局のところ電子版の存在を自分と関わりのあるものだと認知してない、そして現状別にそこまで困っているわけではないことが紙媒体に囚われている主な理由だと思います。

 

考えてみれば最初からタブレットに類するものを持ってなければまずそれを購入しないといけないし家にネット環境がなければ配達も出来ない、ホームページ上の契約ってこれ本当に大丈夫?タブレットの操作難しいんだけど?等々確かにハードルが高いかも知れません。

 

しかしいったんそこをクリアしてしまえば電子の携帯性の優位性に思わず年配の方々も唸ることでしょう。

 

私は紙媒体も大好きですが、こと公共の場において新聞を読む際には電子版を推させて頂きます。

 

細かい話をすれば朝日新聞や毎日新聞は5時〜5時半で配信があり、日経に至っては何と2時半頃には配信が始まるようです。

 

※紙面構成次第で多少前後するとのこと

 

雨の日にべっちゃべちゃになりながら新聞受けまで行く人も電子ならばそれも無くなるし紙で読んでる、という満足感が無い以外はメリットの方が多いです。

 

静謐な自分の住処で悠然と新聞を広げて読むのはそれは自由です。

 

でも電車が混雑しすぎて新聞広げきれないから小さく畳んで小刻みにページをめくるくらいなら、それもう電子でよくないですか?

 

ただ、繰り返しになりますが若年の頃に電子の薫陶を受けた我々電子中年ならタブレットやネットの導入に抵抗は少ないですが、そうでないなら上記のような手順を踏んでようやく電子版が読めるというのは果てしなく面倒臭く感じるでしょう。

 

もし身近にそうした電子に抵抗を感じる年配の方がいるならまずは電子版がいかにお手軽かを知ってもらうために試しにあなたのタブレットをちょっとだけ貸してみるのはどうでしょう。

 

個人差はあると思いますが、人によっては新たな扉を開けた時の極上の表情を見せてくれるかも知れません。

 

まとめ

 

人間ほんの少しのきっかけがあれば劇的に進化することがあります。

 

また日々の暮らしの中、外から見ないと自分では気付けないことは沢山あります。

 

他人にちょっとしたイノベーションをもたらすのも、それを見るのも悪くない気分です。

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