江口寿史イラストレーション展「彼女」in 明石・手記




人の心に刺さる絵が描きたい、平八です。

行って来ました江口寿史イラストレーション展「彼女」

その模様を記述します。

事前に白状しますが、私の年代的には江口先生はマンガ家と言うよりイラストレーターという認識でした。

家に置いてある江口先生の書籍はポーズ集でしたね。

家の本棚にあったポーズ集。

 

※期間限定につき、現在は終了しています。

情報:
開催場所:明石市立文化博物館
     (〒673-0846 兵庫県明石市上ノ丸2丁目13番1号)
開催期間:2019年4月6日(土)~5月19日(日)
開館時間:9:30~18:30(入館18:00まで)会期中無休
観覧料 :大人1,000円、大学生・高校生700円、中学生以下無料

 

何故オレは江口寿史になれないのか

 

のっけから随分大きく出た。

若干「え…えらいことを言ってしまった…何故俺はあんなことを…」という心持ちなのですが、今回の訪問でハッキリ分かったことのひとつです。

江口先生、めっちゃ描いてらっしゃる。

活動時期を考えれば点数も多くなるのはさもありなんとも言えますが、それにしても多いしモチーフが多岐に渡る。

今回の展示会名が「彼女」なのでテーマを女性に絞っていることを鑑みても、実に数多くの女性の姿を切り取り絵に収めています。

幸いにも写真撮影OKな展示会だったのでしこたま撮らせて頂きましたが写真を撮るのがしんどくなるくらいの量。

圧巻なのが壁一面に貼られた似顔絵と思しきスケッチ。

実在の人物が江口キャラに。

上手くなるには色々さかしいこと考えずにとにかく描きなさい、という声が聞こえて来そうです。

そうなんだよな…

下手なヤツがあれこれ手をこまねいてる間に上手い人はひたすら描いてるから、また上手くなって差が開いていくんだな…と当たり前と言えば当たり前すぎる結論で非常に恐縮なのですが、なんか今回の展示会で一番身につまされたことですね。

チョケたサブタイ付けましたけどそりゃそうだと軽く落ち込んではいます、生意気にも。

しかし、展示会の中で壁に記されていた言葉に勇気付けられるものもありました。

「ぼくは自分で絵が上手いとは決して思いませんが、自分の絵が大好きなんですよ。」

展示会の言葉より引用

 

そう。

あんなによう描きはる作家先生でも自分の絵を上手いとは思ってない。

でも自分の絵は好きだ。

ここに今後どんな心構えでお絵描きを続けていけばいいのかの答えがあると見ましたね。

 

ハッとするような赤の使い方

 

しかし打ちひしがれただけで尻尾巻いて帰るのもシャクなので、閲覧続行です。

ただ、特に美術を専攻していたわけではないので絵を見ても「なんかいい」くらいしか分からないんですよね。

そんな状況でも何か盗めることはないかとためつすがめつしていましたが、どうにか分かったのは「あっ、先生赤の使い方がすごく綺麗」でした。

 

まずパンツの鮮やかな赤に目が惹かれます。

全体的に落ち着いた色合いの絵でも女性ならば口紅とか赤い靴、衣装を差し込み、そこに視線を誘導する。

鑑賞する側はそこを中心にして周りの風景へと意識を広げていくというのを何度か体験しました。

強い色味があると一旦意識がそこに集中するというか。

逆に、こちらは今回一番「この絵好き」と思った絵なのですが、こちらは周りの風景を力強く描き、女子の純白のブラウスで木々に風穴をあけるように表現されています。

 

日常の切り取り方もうまいのかな。

まあとにかく色遣いが鮮やかでした。

 

会場ひとめぐり

 

何十枚か撮った中で、印象深かったものを。

①雰囲気が落ち着いていて素敵。

①エントランス。

ポスターにもなった絵と横顔。

余談ですが本記事のアイキャッチは鑑賞後明石の台所・魚の棚に繰り出した時に見かけたので撮ったのですが、何となくフォトジェニック感があって気に入ってます。

 

町の風景に溶け込んでる感。

 

次はケースに収められた、歴史を感じる一枚。

②これは素晴らしい。

②基本漫画好きなのでつい興奮してしまった原画。

他にも様々な原画達がおごそかに展示されていました。

「すすめ!パイレーツ」ともなると産まれる前の作品ですが、いつか拝見したいと思います。

③全貌を一度に撮るのは無理かな?

③スタンドパネル群。

等身大なのでなかなかの迫力。

角度によって見える女の子が変わるのが洒落た趣向でした。

 

漫画家・江口寿史を垣間見る

 

画集と入館チケット

せっかくなので現地の物販で画集を購入してきました。

物販では各種書籍の他にもTシャツ、アクリルパネルなどありましたがここはやはり「絵が巧くなりますように」という願掛けの意味も込めて画集です。

で、色々物色してる時にちょっと気になる書籍があって、調べたらKindle Unlimitedでも読めることが分かり、早速読ませて頂くことにしました。

 

別にオッパイに目を惹かれたとかそういうわけではないので、念のため。

結論から申し上げますとマジかよ江口先生。

方向性が何かイラストレーターと全然違う。

特に巻頭に載ってるまんが道パロディがひどい。(一応褒めてます)

しかもウィキペディア見たら結構近年の作品やんけ。

こんなにおげれつなのは唐沢なをき先生の「まっく道」(こっちもまんが道パロディ)以来。

しかし先生ご本人の談では「まんが道はバイブル」とのこと。

うーん…それなら、まあ…(いいのか)

女の子キャラの可愛さは流石のクオリティですが全体的にゆかいなコメディ物を取り扱っていて引き出し多いな、と感じました。

ただ聞くところによれば「すすめパイレーツ」も「ストップ!ひばりくん」もコメディ漫画だったようなので元々そちらの畑だけどイラストレーターになれるほど絵が巧かったから今回のような個展も開けたということなんでしょうね。

(※ストップ!ひばりくんもKindle Unlimitedに含まれていたので読書中です)

2019年5月現在、御年63歳にしてますます精力的に活動されており、そのエネルギッシュな姿勢に敬服します。

今回の展覧会ではライブドローイングもやってらしたそうですが、拝見できなくて残念です。

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