進撃の巨人考察・あの数字の意味はなんだろう?




いい年したオッサンがハマってます、平八です。

今夜は再び進撃の巨人考察「あの数字の意味はなんだろう?」です。

実のところ私は第一期アニメを観て「こりゃでぇーれぇーおもろいがー!」と単行本で追っかけるようになった派なので、冒頭「845」を年号だと特に何の疑問も持たずに受け取りました。

しかし、そこから色々な事実が明らかになるにしたがって「なんだこの空白期間」などと疑問点も増えてきました。

前回の記事では「エレンは何を考えてるのか」について思いを巡らしましたが今回は「この年号に何か意味はあるのか?」を中年の頭を絞って考えた記事となります。

今回もこれと言った締まりのある答えは用意できませんでしたので、書いてて自分だけが気持ちいい記事に仕上がっています。

そこのところをご了承頂いた上で読み進めるなり撤収するなりして頂ければ幸いです。

 

グリシャの父親がやたら年号に細かい件

 

ここ最近(2019年6月現在)のエレンの動向が気になりすぎて何かの伏線だったのではないかと頭から読み返したりしていたのですが、その副産物として他にも気になる点が出てきました。

そのひとつがエレンの父グリシャ・イェーガーがこの世の真実と向き合った悲劇の日、第86話「あの日」(21巻収録)です。

グリシャの妹が悲惨な死を遂げ、その報がもたらされた夜に彼の父は「これ以上家族を誤らせないように」と必死で息子を教育するシーン。

ここで思ったのは「お父さん年代にやけに細かくない?」という点でした。

単行本がお手元にあるならば読み返して頂きたいのですが21巻の159ページ、彼は始祖ユミルが大地の悪魔と契約したのは今から1820年前だと明言しています。

気になったのは「何故今から1820年前なんて表現をしたのか」です。

言い換えればこれは「大化の改新が起こったのは今から1374年前」と言ってるようなものであり、645年という年号は知っていても何年前か、なんて表現は普通しないだろうという考え方です。

本作を再読していて気になったのですが、年代に関しては「いやに細かく設定している箇所」と「なんか結構おおざっぱな箇所」が分かれており、その談で行けば「ユミルが力を得た時期なんておよそ2000年前でよくね。20年とかもうそのレベルだと端数じゃね」と思ってしまうのです。

一方でグリシャの父(以下グリパパ)の計算能力の高さを示したかった、という可能性も捨てきれません。

何故なら彼は更に160ページで「巨人大戦が起こったのは今から80年前」という情報をももたらしてくれるからです。

しかし、もっとシンプルに考えるならば「エルディア人はユミルが始祖の巨人になった年を紀元と定めた暦を用いている」というのはどうでしょう。(以下アフターユミル)

それはかつてのエルディア帝国で使用されていたものなのでマーレ政権下では禁忌になっているとかね。

これなら「1820年前」なんて回りくどい表現を使った理由も何となくは理解できます。

このようにユミルは起源であり紀元説すなわちA.Y.(anno Ymir)説をひとまず唱えましたが、同様に壁中人類は壁の王家が2000年以上続いていることを知っているのです。(14巻10ページ・ピクシス司令のセリフより)

こっちはグリパパに比べてえらいアバウトな印象を受けますね。

100年前に滅びた世界から持ち出せた数少ない過去の痕跡だと言うのに。

さておき、そうしたことを踏まえるとウォール・マリアが破壊された時が845年ということを知っているのは作者、読者及び視聴者、あとは劇中の人物の中でも本当にひと握りなのかも知れません。

であれば焦点は「845年とは何から数えて845年なのか」という点です。

考える方向性としてはやはり

 

・偉人の誕生など、何らかの重大な出来事を基準とした年数。

 

となりますか。

ということは前述の始祖ユミル爆誕を紀元とする紀年法以外に全く別の紀年法が存在すると考えるのが妥当でしょうか。

ここに来るまでにも仮説をミルフィーユのように重ねて来ていますが、あくまで進撃の巨人大好き中年が考えた妄想であることを再度申し入れておきます。

そしてもうひとつだけ申し上げることがあるならば、annoはラテン語でYmirはノルド語だ!!(懐かしのネタ)

 

845年は始祖とは関係ない?

 

ここからはちょっと切り口を変えて、巨人の継承ルールについてお話しします。

そもそもあの13年ルールにいきなり気づくとか無理だと思うので「なんか継承者やけに早逝じゃね…?」というのを何代か繰り返した可能性があります。

どこかで継承に失敗してないと特殊ルール「継承が行われなかった場合、その年に生まれた全然関係ない赤子に能力が引き継がれる」に気づけないからです。

もしくは、仮に最初からちゃんと継承が出来ていたとするなら「大地の悪魔との契約書に書いてあった」ということも考えられますね。

罰ゲームに等しい地獄の13年ルールとか、脊髄液を摂取することで巨人の能力が引き継がれる気持ちわりいルールとか文言として残ってるの。

まあこれは半分エルディアジョークです。

始祖ユミルから1800年以上経過した現在では皆やけに手馴れて来てますけど、最初は試行錯誤の連続だったのではないでしょうか。

第115話「支え」(29巻収録予定)で判明した「始祖の巨人が王家以外に引き継がれて、しかも王家の血を引く巨人と接触した事例をクサヴァーさん以前の獣の継承者が見ていた」ことを考えると継承失敗というのは何度かは起こっていたのでしょう。

故意にしろ過失にしろ。

ある程度の検証のためにわざと継承させなかった例はあると思う。

あと、明言はされてないのですけど赤子に継承される時は最初から知性を持つ巨人になれる能力を持って、人間の姿をして産まれてくるのでしょうね。

なので、今の一旦無垢の巨人になってから九つの巨人の継承者の脊髄液を摂取しなければならないという気持ち悪いルールが確立されたのはいつ頃なのかというのもなかなかに興味深いです。

何か色んなことが起こりすぎたせいで麻痺してますけど、そもそも無垢の巨人を戦闘力として活用することを考えたのはいつ頃なのか、とか結構細かい疑問はあるんですよね。

もっと言えば「ユミルの民」が見た目人間と同じ(あるいは生物学的にも)というのが昔からならば、どのタイミングで巨人の脊髄液を摂取すると無垢の巨人になると気づいたか。

というより実はあの世界には巨人族というのが元からいて、始祖ユミルとは大地の悪魔と契約して知性と人間の体を手に入れた最初の巨人であるとか?

で、ここで今ひとつ思い当たるのはヒストリアが違う自分を演じるために名乗ったクリスタ・レンズのことです。

腹違いの姉であり前・始祖の継承者フリーダ・レイスは幼少期のヒストリアを気にかけ、何度か一緒に遊んだり絵本を読んだりしたとあります。

第54話「反撃の場所」(13巻収録)を読むと、フリーダがあの「大地の悪魔との契約の物語」を読み聞かせてますね。

少し遡って第51話「リヴァイ班」(13巻収録)ではヒストリアは昔読んだ物語の心優しい少女の名前を借り受けてクリスタ・レンズを名乗っていた、と吐露しました。

あえてここで全然関係ない画像を用意するとは思えないので、素直に読み解くならばこの話は大陸では「始祖ユミルと大地の悪魔の物語」で、パラディ島の前情報もない少女が読むと「心優しい女の子のハートフルストーリー」になるらしいですね。

そのあたりを総合すると、要は「始祖の力を持った慈悲深いクリスタ・レンズという少女を憐れな巨人ユミル・フリッツが頭から食べて人間になったお話」なんじゃないかと予想するわけです。

これであれば、アニメ二期の示唆に富んだエンディング「三人の少女が泣きながら死体を食ってる」シーンの解釈が成り立つというか、どうすれば力が継承できるのかは(先ほど冗談半分に述べた)契約書もしくは童話に書かれていたから関係者には周知の事実だったと言えるのではないでしょうか。

(※あのシーンの問題点は脊髄をかみ砕くことが重要なはずなのに何故か血肉を食ってる点と「完全に死んでるように見えるけど継承間に合うの…?」という点ですが、継承の方法の肝心なところを誤魔化すために一部フィクションを交えた創作絵巻ではないかと考えてます)

更に言えばあの三人の少女はユミルの娘と言われているマリア、ローゼ、シーナであるとも予想していますが、「方法が書かれていたとは言え他人の脊髄液を口にするという気色悪い儀式に勇敢に挑んだ」功績を称えて後世に名を遺したということではないでしょうか。

さて、だいぶ遠回りしましたが845年は始祖と何か関係があるのか、という話です。

とりあえずよく分かんないけどフリーダが食われたのはウォールマリアが蹴破られた845年であることは分かっています。

当初は私もこの845という数字が13で割り切れる、ということに何か意味があるのではと考えていたのですが「フリーダが始祖を継承して3年で食われた」ことを考慮すると割り切れることと始祖継承の歴史とは関係ないと思えるのですね。

ちなみに3年というのは第64話「歓迎会」(16巻収録)にて850年から8年前にフリーダが叔父のウーリを食べて始祖を継承したと語られており、更に845年にグリシャに食われたことから算出しました。
そうなると「じゃあ845って何よ」とまた堂々巡りになってしまいます。

 

ニファちゃん可愛かったのにな…

 

文字ばかりの記事も何なので、私イチオシのニファちゃん画像で一息入れます。

 

一晩中伝令で走り回って帰って来た時に水を飲んでたシーンを描きました。

調査兵団に入ったからには色々覚悟もしていたでしょうが、あの最期には未だに辛くなってしまいますね。

多分「痛い」と思うヒマもなかっただろうことは救いですが。

 

 

進撃の巨人はいつから進撃していたのか

 

そこでまたひとつの仮説なのですが、「845年とは進撃の巨人が継承された年数を指しているのではないか」ということです。

より正確には「進撃の巨人史上ものすごい業績を残したユミルの民が継承した年を紀元として、845年後にエレンが継承した」ということです。

前提として、伝承が正しければ進撃の巨人自体はユミルが死んだ時に発生したはずなので、それ以前にも進撃の巨人継承者はいたと思うんですね。

もしくはそれ以前はあまりに特徴がなさすぎて幻の九人目(ナイン・マン)と呼ばれていたか。

伝承では九つの巨人という非常にアバウトな分け方しかされてないので、今の始祖、超大型、女型、戦鎚、進撃、鎧、獣、顎、車力という名称や特性が生まれたのは始祖ユミルの死後時間が経ってから、ということも考えられないかなと。

よって進撃の巨人が進撃の名を冠するようになったのもウォール・マリア崩壊より845年前であるということもあり得るのでは、と思うわけです。

それと少し関係あるのですが「巨人の能力は継承できるものと出来ないものがある」のでは、ということです。

「超大型巨人」の桁外れの体躯や「女型」は特性として継承されるもののようです。(これは壁画にも描かれているため大昔からそうだったと予想します)

対して「体の一部あるいは全体を硬化させる能力」は鎧の巨人を除いて一代限りのものであるため、レイス家が保有していた「ヨロイと書かれた瓶に入っていた液体」などを摂取することによってその代の継承者が使用可能になる能力であると予想します。

もし「ヨロイの液体」の効果が次世代に引き継がれるとしたら、あの瓶自体がもう要らなくなっているはずですので。

そこまで考えたところで「じゃあ進撃の巨人の固有能力って何だ?」という点に思い当たります。

始祖を除いた残り七つの巨人は能力あるいは外見から通り名をつけられていますね。

進撃の巨人も過去に「そう呼ぶしかない出来事があった」からこそ通り名を付けられていないとこれは変です。

ただ「あいつは自由だからな」という雲のジュウザみたいな理由だけのはずはありません。

となると、それはズバリ「845年前に何かの出来事がきっかけで始祖の支配を受け付けなくなり、自由を手に入れた知性巨人を進撃と呼ぶようになった」のではないでしょうか。

「止まれ」っつっても「止まんねーよ」ってなったっていう。

だから巨人大戦の折にマーレは七つの巨人までしか手中に収められなかったのではないか、ということに考え至るのです。

第99話「疚しき影」(25巻収録)にてヴィリー・タイバーが語った巨人大戦の顛末ですが、何か引っかかる点があったんですね。

タイバー家とフリッツ王が結託して巨人を持つ家を同士討ちさせたっていうくだり。

方法自体に問題はないと思います。

ただ、そんなことしなくても始祖の力があれば九つの巨人と言えど動けなくするくらい楽勝なのでは? と思えるんですね。

まあこれはエレンがダイナ巨人と接触して力を引き出した時にライナー達が一瞬ビリッとなったけどそれだけで済んでたので、九つの巨人にはダイレクトには通じないのかも知れないという可能性もあります。

しかし、今もって巨人の能力を奪うためには生け捕りにした上で無垢の巨人に食わせるという面倒な手順を踏まなければならないのに継承権がぶっ飛ぶ恐れのある同士討ちなんてさせるだろうかという疑念が拭えません。

そもそも八つの家が順番にやられて行ったら途中でタイバーが何かやってるって気づく家も出てくるのではないでしょうか。

このあたり、どこの家から攻められたかを考えるのも面白そうですね。

私だったら厄介な顎から潰すと思う。

色々脇道に逸れましたが、結果から推測するのは「巨人大戦において七つの巨人を捕らえるのにフリッツ王の持つ始祖の力が行使されたが進撃には効かなかったため逃がしてしまった」ということです。

更に、というかこれも状況証拠でしかありませんがフリーダの始祖が何故グリシャの進撃に敗北したのかという疑問。

第63話「鎖」(16巻収録)にてロッド・レイスは「始祖は無敵だけどフリーダは経験が浅かったから負けた」と推測しています。

しかし「そもそも進撃には始祖の力が効かなかったから単純な巨人同士の殴り合いになり、腕力でわずかに勝った中年男性が少女に勝利した」というだけの話なのではないでしょうか。

 

ひでえ字面だ。

 

ロッドも薬品量か何かを間違えてデカすぎる巨人になったりあまり巨人に詳しくなさそうなので彼の言うことアテになるのかな、という気もしますし。

また本編においては物語開始時から始祖と進撃はひとりの器の中にあり、この仮説を確かめようがないのも巧妙なポイントだと思います。

エレンが継承を済まさずに死んで、どこの誰とも分からない赤子に始祖と進撃が別々に継承されるまでこれは証明されない。

つまり本編中で検証されることはまずないでしょう。

(唐突にエレンが過去の記憶から「そう、オレに始祖の力は効かない」とか語り出す展開はあるかも知れない)

まあ…今まで長々と書きましたけどこれらは「進撃の巨人が何をきっかけに始祖の束縛から解き放たれたか」を説明できない限りラチのあかない妄想でしかないんですけどね。

あと自分で言っておいてなんですけど「巨人大戦ではフリッツ王がパッパッとやってくれた」説にはちょっと問題があって、さっきのフリーダが食われた時期を考えると疑問符がつくのです。

ややこしいですけど例の845年はフリッツ王が壁に引きこもってから102年目であり、同じ年にフリーダが食われてます。

で、先ほどの計算からフリーダが始祖を継いだのはそこから三年前の99年目。

壁の中では正しく継承が行われたはずなので13年周期を当てはめると99÷13=7余り6。

余りは145代カール・フリッツが壁の初代王として君臨した年数。

となると145代王が壁の外にいたのは差し引き7年。

えっ巨人大戦ってそんな長く続いたの?

ダイナは「145代フリッツ王が始祖を引き継いだことが引き金で起こった」って言ってたよね?

ここの説明がつかないのが痛いところなんですよ。

ただ単に計算の仕方が間違っているだけかも知れないのですが、今のところ私の考えはここまでです。

845年もの間進撃の特性を誰も知らないなんてことあり得るのかな、とも思いますしね。

自分で書いておいて色々グラグラで申し訳ない。

 

まとめ

 

あんまり数字に惑わされると本質を見失うかも知れない。

意図的かどうか分かりませんが、進撃の登場人物は過去の出来事を語る時に「あー、百年前?」と曖昧になったり「あれはそう…22年前のこと」のようにはっきり覚えていたりマチマチです。

まあジークのことなんですけど。

彼の場合は自分の親父が島へ逃亡した年だからはっきり覚えているだけかも知れませんが。

 

どちらにせよ、それが細かい日付なのかザックリした年月なのかが判断つかない箇所もありますので、進撃年表を考える時は細心の注意が必要になると言えます。

 

でも俺グリパパの言うことは信じるよ!(唐突な締め)

 

エレンが何を考えてるか、についてはこちらで考察しています。

 

 

Follow me!









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です