行って来ました東京コミコン2018、平八です。
東京コミコン2018(正式名称:東京コミックコンベンション2018)とは平たく言えばコミック、アニメ、ゲーム、映画など各界のアーティスト、企業が集結し日米ポップカルチャーの祭典として一般客とともにお祭り騒ぎをしようという催しです。
詳細は公式サイトをご確認下さい。
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今年は11月30日(金)~12月2日(日)の日程で幕張メッセにて開催されました。
映画展示物に興奮
マーベルヒーローの展示も沢山ありましたが、私が特に見たかったのは映画で実際に使用されたというデロリアン号とT-800です。
この無骨な感じがたまらない。
デロリアン号は隣にシャープでスタイリッシュなナイト2000が設置されてるのでいい対比になってましたね。
他にもMr.ビーンの乗っていたブリティッシュレイランドも同じブースにセッティングされていました。
とにかくお客さんが大入りなので同じ場所に立ち止まるのは難しかったのですけど、映画本編だけでは確認しきれなかった細部まで見ることができて満足です。
車コーナーの前を通ると機械油か何かの臭いがしてたのもリアルでしたね。
少し先にはヒーロー達の等身大フィギュアが。
なつかしのスーパーマンからバットマン、そしてターミネーターT-800。
近くで見ると凄い威圧感。
こんなのが追っかけてきたら怖すぎる。
他にも各映画界からやって来たスター達も惜しげもなくお目見え。
ヤンキーに目をつけられたみたいな構図ですが、大丈夫でしょうか。
他にもエイリアンの頭部が四つほど安置されてたりして、心臓の弱い人への配慮はあまり感じませんでした。
グロテスクなだけではなく、可愛い展示もいっぱいあります。
たとえば、超キュートになってしまったスーパーガール。
「何で今頃?」と思ったけど、そういやリメイクされてましたっけゴーストバスターズ。
祭に取り込まれてしまったスーパーヒーロー達等々、テンションの上がる展示物が山ほどあって見て回るのが大変でした。
アベンジャーズの立像もありましたけど、あまりの人気にすごい混雑だったので避けてしまいました。
各イベントなど
とにかく広くてサイン会や写真撮影、ステージイベントなど色々あって、とても一日では堪能しきれなかったのですが、私が回れた分だけ解説します。
各国アーティストのブースとかゆっくり見たかったんですけど、年末のアメ横並みに混雑してたのでちっともゆっくりできませんでした。
生玄田さんとバンブルビー
2019年3月公開予定「バンブルビー」のお披露目とトークイベント。
昔からその渋い声を拝聴していた身としては生で玄田哲章さんが見られるチャンスと思い、イベントコーナーに駆けつけました。
生玄田さんは普段演技で聞くよりは少し高めでしたが、やはりいい声。
アニメトランスフォーマー時代のエピソード〈私の年代だとむしろこちら寄り)や実写版、海外版についてのトークで進行し、中盤からは来春公開予定のトランスフォーマーのスピンオフ「バンブルビー」に関する話題に。
監督、ヒロインのビデオメッセージやトレーラーが流れました。
ちょっと観ただけなので早計かもしれませんけど結構面白そうです。
バンブルビーが地球に来たばかりのエピソードのようで、ヒロインとの心の交流にウェイトを置いているように感じました。
終盤はちっちゃいバンブルビーが出て来て玄田さんを交えたコントに。
やたらいい声のバンブルビーを「お前喋れたのか」といじり倒す玄田さんという愉快な流れでお開きになりました。
イングラム、デッキアップ
まさか来てるとは思わなかったので得した気分になりました。
入場の時既に「あまりに人多すぎて帰りたい…」と弱気になっていた私の目の端に特殊車両が映り「え?あのトレーラーって…」と体に活力が戻り、どうにか入場できたことをご報告させて頂きます。
で、中に入って確認すると特定時間ごとにイングラムがデッキアップするというアトラクションだったんですね。
カッコいいなぁ…
結局、都合二回見に行きました。
二回目は押井守監督と千葉繁さんが見れるっていうから、つい…
まあガチャガチャに混んでたからかなり遠目にしか見れなかったんですけど。
監督の方から「せっかくイングラム作ったからまた新作撮りたいね。千葉さんが生きてるうちに」という話もあったので今後何かあるかも知れません。
あとやっぱり実物見るとカッコいいなと思いました。
町山智浩のビデオショップUFO公開録画
町山さんがメインの番組、ビデオショップUFOの公開録画です。
色々事情があって本編が現場で流せないという状況下でカルト映画「ミュータント・フリークス」について熱く語ってらっしゃいました。
で、予告編は了承が出たようでちらっと観たのですが、なるほどこりゃ酷そうだ。
上手く言えませんけど「人の命をなんだと思ってやがる」と監督が怒られる系の映画だとお見受けしました。
しかもそんな映画にキアヌ・リーブスが嬉々として出演しているというあまり聞きたくなかった情報も入手し(新作やるかも?という不穏な話まで)、気になりすぎます。
そう思っていると、どうやら今年の12月20日にケーブルテレビのザ・シネマでやるようなのでチェックしたいと思います。
なにぶん伝説すぎて上映回数が異様に少なく、しかもフィルムを紛失して永らく観ることすら叶わなかったという逸品。
(※詳細は不明ですが、マニアが持ってたそうです)
これはひとつ観てみたくなるのが人のサガというものでしょう。
また封印されることになるかも知れないし。
アイドルSIRのミニライブ
SIRとはサンケイスポーツがプロデュースするパチンコリポートアイドルで、3チーム×5名の総勢15名のうち今回は2チーム9人が交代で歌とダンスを披露していました。
何故9人かと言うとオレンジ(メンバーには各自担当の色があります)が体調不良で欠席したため、ショッキングピンク担当平塚由佳さんがチームエンジェルとチームエンペラーの両方のパフォーマンスに出演したからです。
ショッキングピンク根性ありすぎ。
合間にMCを入れていたとは言え40分近く動きっぱなし。
そのガッツに惚れ惚れしました。
他のメンバーも負けじとステージ狭しと飛び跳ね動き回り、何故か隅っこで踊っていたスパイダーマンも応援に加わりなかなかの熱気に包まれ終了。
改めて思いましたけど、イキイキとしている他人を見るだけでも人は元気をもらえることがあるのですね。
アイドルは詳しくないですけどアイドルのファンの気持ちが分かる気がしました。
イギリス作家達によるトークショー
割と楽しみにしていた催しです。
アメコミとかそんな詳しくないのに今回私がコミコンに参加したのは、自分の中にないジャンルを少しでも吸収できないかという気持ちがあったのも理由のひとつです。
よって異国のクリエイターのトークショーとはどのようなものになるのか興味津々でした。
結論から言えばトークショーじゃなくてライブドローイングだったね。
正確に言えば三名の作家さんにそれぞれのお題で絵を描いてもらって我々はじっとそれを静かに見てるという。
司会の方も時々袖に引っ込んでたりしてたから正直ちょっと戸惑った。
プロ作家が描いてるところを生で観覧できるというのはめったにない機会ですし、さすがに本職の方だけあってあれよあれよという間に仕上がっていく。
「全体じゃなくて端っこから描いていくんだ…」と驚きもありましたね。
普段他人の描き方とかあまり見ないので色んな描き方があるんだなと改めて思わされました。
でもこれやっぱりトークショーじゃないよな。
作家さん同士が壇上で何か歓談してたり、「三人揃うのめったにないから写真撮って?」と記念撮影を司会の方に要求したり「俺ら何を見せられてんねん」という気持ちが沸き上がったことも否定はできません。
ただ、最後に作家のひとりであるCharie Adlard先生(確か。間違ってたらご指摘下さい)が「我々のやっていることを理解してくれる人達がいる国に来れて嬉しい」という趣旨のことを仰っていたのは何か考えさせられるものがありました。
わくわくコスプレーヤー
皆楽しそうで何か羨ましかったですね。
楽しんでやってるのが伝わってくるというか。
折角なので写真を撮らせて頂いたプレーヤーを何人かご紹介します。
本当にいい人・月光仮面
存じ上げなくて恐縮ですが、今年月光仮面は60周年とのこと。
ねぶたのような看板が印象的でした。
看板の下で月光仮面さんがいらしたんですが私がカメラをお願いした時も快くポーズを取って下さったり、ご婦人に紳士的に接するなど「正義の味方で良い人」でした。
キャラの内面までなりきってこそのコスプレということかも知れませんね。
すごいがんばるコンボイ司令官
そうそう、私世代だとこちらのデザインの方が馴染み深いです。
よく見たらおそらくタケちゃんマンロボと似たような構造になっていると思われるので、非常に動きづらいはずです。
しばらく彼の活動を拝見してましたけどあんな動きにくい足元で結構色々出歩いてるのでそのガッツに敬服しました。
カッコいいスパイダーポーズ
各々アレンジを加えたスパイダーマンやヴェノムがいたる所で見られました。
ヴェノムはこの前映画をやったしスパイダーマンはPS4でゲームが出たばかりなのでホットなんでしょうね。
スーパーマンをバックにロボコップ
ちょうどこの時代、私がまだ若かった頃に観た映画なので思い入れが強いです。
別の展示で色んなパターンのロボコップフィギュアが展示されていたのを見て軽くテンション上がりましたね。
一日で回りきるのは大変
時間が取れなかったから今回は一日券のみでしたが、来年もし参加できるなら今回あったような通期フリーパス券の購入も検討したいと思います。
目くるめくお祭り騒ぎと人の波にちょっと当てられてしまいましたが、今度はもっと物品販売にも手を出してみようかと。
今回の私の物理的な戦利品はスティーブン・セガールお面ぐらいなものでしたからね。
当日はそこら中セガール顔があってギョッとしました。