沖縄の生んだ漫画雑誌・ファミマガから受け取ったもの

  • 2017年8月21日
  • 2017年8月21日
  • 漫画

出張から帰ってまいりました、平八です。

 

家族からはこの時期に沖縄に行けるなんていいなあと言われましたが泳げそうなくらい湿度の高い中朝から晩まで働き、食べるのだけが楽しみというステキな南国ライフを送っておりました。

 

そんな中買い出しに出たファミリーマートで出会ったのです。

 

沖縄が生んだ漫画雑誌、ファミマガに。

 

そもそもファミマガとは?

 

私ら世代ではかつて存在したファミコン専門誌の略称が頭に浮かぶのですが、前述の通り沖縄ファミリーマート限定県産漫画雑誌のことです。

 

本誌からの言葉を借りますと「沖縄人って面白いから、沖縄を描いたマンガがあってもいいよなぁ」がコンセプトです。

 

その言に違わず私が購入した第6号では

 

・琉球ゴールデンキングス(バスケチーム)が題材の作品

・沖縄プロレスが題材の作品

・沖縄ファミリーマートが題材の作品

・学Pを題材とした作品

・沖縄歴史が題材の作品

 

などなどバラエティに富んでいます。

 

学Pって何のこと? と調べてみたら沖繩で実施してるインターンシップで商品開発から販売展開まで行う割とガチめのイベントのことでした。

 

本誌のサイズはA5でページ数は第6号で164。

(手に取ると結構小さいので他の雑誌に紛れやすい。注意)

 

お値段はお手頃すぎる100円(税込)。

 

ちなみに電子書籍版も存在し、沖縄e-Booksというサイトかもしくは普通にKindleでも読めます。

 

Kindle Unlimitedなら2017年8月現在無料なので利用中ならそちらで読むのもアリですね。

 

 

若さあふれる作品群

 

この雑誌の一番の魅力はここだと思います。

 

これからの人材というか荒削りなパワーが誌面に満ちています。

 

その手のパワーが不足しがちなオジサンの私は昔を思い出しながらちょっと胸がアツくなるのを感じます。

 

沖縄スポーツもの2作品が今号で一区切りのようですが、こういう地元密着型漫画は好きなのでまた戻ってきてほしいものです。

 

私が気に入ったのは森川耕平さんの「御猿」です。

 

擬獣化とでも言うのか、過去の沖縄を舞台に凄腕の忍者(外見は猿)が活躍するというアクションものです。

 

それとしもじゆうこさんの「宮古島まもるくん」の次回が気になりますね。

 

何しろ新連載なのに1ページしかなく、結局「何者なんだよこの人」という肝心なところがサッパリでした。

 

次回以降謎が明かされることを期待して。

 

とても気になる豊里アンジェラ

新章スタートの「沖縄ファミメ物語」のサブキャラの名前なのですけどやけにキャラが立っています。

 

作品自体は学Pに向けて色々揉めたけど頑張っていこうぜというところで一区切りなのですが、豊里アンジェラはその間4回髪型変えています。

 

第1回のページ数は28。

 

登場は7ページ目からなので実質22ページのうちに髪型4回チェンジ。

 

アレンジと言ってしまえばそこまでですが、そういった細かいところが何か引っかかって夜も眠れません。

 

 

豊里アンジェラ001
服装の変わり方にもこだわりを感じる

 

その間メインヒロインのリカは1回しか髪型変えていないのでそういうところで性格の違いを表現しようという意図があるのかなと考えてしまいます。

 

他にも

・やっぱりアンジェラって名前。ご両親が外国の人?

・強キャラ感ある登場シーンの次ページで一気にしぼむ。

・引っ込み思案のように見えて自分の用事は優先させるしっかり者。

・表紙で他メンバーがスカしたポーズ取ってるのにひとりだけオチ担当みたいな扱い。

 

見よ、この溢れ出すポンコツ感

 

 

次回以降も目が離せません。

 

この雑誌の難点としては季刊に近いものがあるというか発刊の間隔が割と空くところですね。

 

まあのんびり待つとしましょうか。

 

 

よその地域でもあるんだろうか

 

先にも述べましたがこういう地域を盛り上げていこうというコンセプトが非常に好きです。

 

出来れば各都道府県ごとに地元の特色を活かした漫画雑誌が発刊されれば面白いのにと夢想してしまいます。

 

それこそ地元のスポーツチームを題材にしたり地域の実話や神話を取り上げて発信して行くことを考えると何かワクワクしますね。

 

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