桜玉吉POP UP SHOP訪問手記

しあわせのかたち世代です、平八です。

行って来ました桜玉吉POP UP SHOP、そのレポートと回顧録です。

会期 2023年3月2日(木)~5日(日)
会場 高円寺FAITH
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-2-10
入場時間 13:00~19:00

長蛇の列に迎えられる

 

はるばる来たぜ高円寺

 

私が現地に到着した時には既に行列が出来ており、ちょっと帰りたくなりつつも衰えぬ玉吉人気を実感します。

外からは中の様子が確認できないのでやや手持ち無沙汰になりつつ自分の番を待っていました。

ここ最近気候が穏やかになってきましたので、少々待つのがしんどかったですね。

時間にして40分くらい待ったでしょうか。

自分の番が来て、出てくる人と入れ替わりに店内に入ると目の前は売店コーナーのみで少し面食らいます。

失礼ながら「えっ一階こんだけ?」と思いましたね。

先に入った人達はどこへ?と店内をさらに見渡すと左手に地下へ続く階段、そして先生の手になると思われる作品が。

 

地下のギャラリーか!!

ここか!と思い、はやる心を抑えながら階段を降りて行きます。

 

日々我人間展示がメイン

 

地下室は白塗りの壁で四方を囲まれており、ちょっとした秘密基地の趣。

そして壁に貼り出された先生の作品が。

今回の展示は連載中の日々我人間、の作品展示が主で、壁の三面までは漫画で埋められていました。

残り一面は読もう!コミックビーム

どういう構成?

いや、よくよく考えたら今回の催し物は日々我人間3巻発売記念のポップアップショップなのでメインをひびわれが占めるのは納得なのですがコミックビーム?

色々と事情を感じさせる展示です。

それ以外にも立体物やノベルティグッズ展示などあり、特にこちらのフォトフレームは「アッ!!」となりました。

 

なつかしい…

「しあわせのかたち展示はないのかぁ」と思っていたところへ嬉しいサプライズです。

メインコーナーである漫画作品展示は日々我人間が割と出し惜しみなく貼られており、お客さんみんな読みふけっているので歩みは非常にゆっくりになります。

時々ネタがツボに入ってマスクの中で「ブフッ」と品のない音を立てたりするのもご愛嬌。

写真撮影も自由で心ゆくまで堪能できました。

ショップの公式情報によると未発表作品もあったそうなのですが、ちょっと私には分かりませんでした。

読み込みが足りませんでしたね、反省。

しかしこのシリーズも結構長寿ものになってしまい、原稿もランダムのようで玉吉先生の年齢が一気に飛んでたり驚く一面もありました。

さて展示を見終わった後は地上に戻り物販でも…と思いましたが、私が行った時にはグッズはほぼ売り切れていました。

おそるべし玉吉ファン。

 

この手ぬぐいは展示用の非売品。残念

 

私はと申しますと、折角なので日々我人間の3巻を購入。

購入特典のステッカーも入手し、得した気分です。

 

シンプルながら味のあるステッカー

今まで電子書籍で読んでたのでこんな冊子だったのかと驚きました。

 

玉吉ワールドへの憧れ

 

まず私はファミマガ読者だったので、ファミコン通信買ってる友人に読ませてもらったのが「しあわせのかたち」の読みはじめだったと思います。

ポップな絵柄と少々のスパイスが効いたネタ、あとよく分からないパロディ(大正テレビようせいとか言われても…)などにすっかり魅了され、大判の単行本を購入してその世界に浸りました。

あと、きんたまきゅ〜、となるネタは怖かったのでちょっと…

それ以来玉吉作品を追っかけてはいたのですが、やはり私の琴線に触れるのはしあわせのかたちが本格的に日記形式に移行した後期〜防衛漫玉日記あたりでしょうか。

大人の男達が社会と戦いながらもせっせと遊ぶ姿に素直に憧れたものです。

御緩の途中まではリアルタイムでビーム本誌で読んでいたので防衛の最終回詐欺なんかにも見事に引っかかったりしつつ、幽玄の途中からは読んでる方もつらい時期がありましたね。

これは日記漫画の難しさというか、人間調子がいい時ばかりではないが、その調子の悪さをどこまで描いていいのか、そもそも心身の問題で描けるのか?

漫画のキャラでありながら実在の人物でもある先生達が生きて困難に直面するのを見ていると読者側としても凹んだりしました。

そういう意味ではO村さんは漫画のイメージ通りのパワフルさで漫画業界を生き抜いたと感じますね。

ちんぽまんぽで作家と殴り合うところとかとても笑いました。

ちんぽはともかくまんぽって何だよ。

 

先生、これからもご健勝で

 

今回は週刊文春シリーズ(あとビーム)メインの展示でしたが、幼少期にしあわせのかたちに触れた世代としては先生の画業すべてを包括したギャラリーも観たいところです。

例の三人組とかラブラブルート21とかのカラー原稿の展示があったらテンションめっちゃ上がりそう。

そして開催場所はもちろん伊豆

いつ来てもにしいずはええのう。(近所の健康ランド)

それはまあ夢ですが、漫画を読む限りでは伊豆に引っ越されてからの方が漫画喫茶をハシゴしてた頃より活力に満ちてるように見受けられますので、これからもご活躍を期待しております。

しかし先生が漫画喫茶で活動してたのももう十年以上前か。

時の流れおっかねえな。

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