読めよ、コロコロアニキ。平八です。
直球すぎて失礼な口をきいてしまったことをお詫びします。
今夜は次号で紙の出版が終了、コロコロアニキ2021年冬号の目玉企画とそれを取り巻く番組のレビューです。
GAMEKING2020高橋・毛利両名人レジェンド対談
いきなりレジェンドふたりの対談ですよ。
正直今号はこれだけでも買う価値がある。
高橋名人は毎号グラビアが載ってるから毎度おなじみですが毛利名人まで来て当時の思い出話と熱気を語る姿に当時を思い出して胸が熱くなります。
後半食い物の話しかしてなかったけど。
でも当時はコロコロ紙面で追っかけるだけだった、あこがれの全国キャラバン裏話なんかも読めて得した気分ですよ。
あと私一時期ファミ通読んでたので毛利名人は時々お見かけしましたが、いつからあんな感じになったんでしょうね?
表題にもある「GAME KING 高橋名人 VS 毛利名人 激突!大決戦」という映画で高橋名人がスイカ割ってる時に毛利名人はピアノ弾いてリストを鍛えるとか基本スマートな印象だったのに、ファミ通ではせがらしに絡まれてる印象しかありませんでした。
まあでもお二人ともお元気そうですし、毛利名人はスマホゲーム制作中とのことでこれからもゲーム業界を牽引する名人であってほしいと願うばかりです。
ところで、急に思い出したのですが当時プレ名人というか学生ゲーマー集団の方達もいましたよね。
私の記憶が確かならアベ軍団(漢字失念)とか。
数々のゲームで常人には及びもつかないハイスコアを打ち立てる中「ドラゴンクエスト3日でクリア」というすごいんだかどうだかよく分からない記録があったのがやけに印象深いです。
確かもうひとチームあったんだよなネクスト名人みたいな人達。
世紀の対決 あらし VS 名人
近年「こんにちはPython」を刊行し、ゲームセンターあらし健在を示したすがやみつる先生ですが、ここに来ての新作掲載。
しかし時空を超えたあらし、一平太、さとる以外の関係者はガッツリ老けており微妙に切ない会話が多いです。
あと大文字財閥知らんうちに倒産してたの結構ショックだったんですけど。
えっ?もしかして最近のあらしでそういう話あった?ってくらいサラッと発言してました。
さておき本筋はあらし、年老いたゲーム戦士達、高橋名人が豪華客船上でゲーム対決を繰り広げる手に汗握る展開です。
あらしと高橋名人の勝負にどう決着をつけるか苦心したことと思われますが、まさかあんなことになるなんて。
ネタバレ回避のために直接的な表現はしませんが、あらしの物分かりの良さが最高でした。
マジか!?ファミコン少年団2020
懐かしさで泣きそうになった。
なんでしょうね。
ハドソンゲームが好きになったの間違いなくこの漫画のせいですからね。
せいって言ったら悪いか。
スーパースターフォース開発(後のスターソルジャー)、進化するゲームについていくため少年団メンバー山で合宿、大ヒットの予感しかしない「ファミコンドラえもん」を潰せそうにないからその前のゲームを叩こうとするよく分からない論理で動く悪の組織…単行本持ってないからややおぼろげな記憶ですが、年齢の近い少年団員に感情移入しながら読んだものです。
8ページの超高速クリアにはちょっと驚きましたが、久しぶりにファミコン少年団の面々が見られたことに素直に喜びました。
というか今でも新規のファミコン少年団員が全国にいるという設定は夢があるな。
あと今更だけどユカちゃんめっちゃ可愛いよね。
コスりと定規禁止・シュウォッチ応募者全員有料サービス
いやまあ私の地元のローカルルールでして。
特に定規は忌避されてましたね。
確かにものすごい連打力を誇るのですがボタンへの負荷もすさまじく、「ハイパースポーツ」を持っていたTくんは記録に取り憑かれたあまり専用コントローラーのボタンをぶっ壊してしまうという悲劇が…何の話でしたっけ。
そうです当時連打花ざかりだった時期に発売された連打測定時計、シューティングウォッチすなわちシュウォッチがたった2680円(税込・送料込)で私のものになるのです。
まあ連打測定だけなら「迷宮組曲」持ってりゃ事足りるんですけども。
しかしそういう問題ではない。
あの小さく黄色いボディに魅せられたあの頃の気持ちを取り戻したいのです。
結局当時買ってもらえなかったんだよな。
「ただボタン押すだけじゃない」という母親の正論を論破できなかったために。
それ以外にもゲームセンターあらしキャップ各種など超レア商品めじろ押し。
締め切り自体は2021年4月14日と余裕はありますが、注文から10週間くらいかかるとありますので早く欲しい人は早めに注文した方がよさそうです。
ニコニコ生放送番組「コロコロ生アニキ#15」
11月22日(日)21:00より2時間にわたってニコニコ生放送でお届けされた特別番組「コロコロ生アニキ」。
80年代コロコロキッズだった私には刺さりすぎるプログラムで大満足でした。
概要としては
・高橋名人登場、おじいさんになったとデレデレ
・「ファミコン少年団」で名作と名高い「古代のファミコン皇子」回一気読み
・すがやみつる先生リモート参戦、当時の思い出や近年の活動について激白
・毛利名人大登場、ゲーム業界に大参戦するきっかけやキャラバン、映画の舞台裏を大追憶
・シュウォッチ実演販売のコーナーでなすなかにしの中西さん毛利名人に勝ってしまう
・高橋名人連射の迫力健在なり
・のむらしんぼ先生登場。オレの漫画を買ってくれTシャツの圧がすごい
・沢田ユキオ先生電話にて参加、ひょうきんな写真をイジられる
盛りだくさんで息つくところなかったよ。
つうか今からでも「GAME KING」復刻してくれないかな。
Blu-rayで初回特典に「RUNNER」のCDとかついてきたらもう買わざるを得ないよそんなの。
それはさておき、高橋・毛利二大名人の対談はコロコロアニキ本誌の内容をよりボリュームアップした密度の高いもので毛利名人誕生秘話など歴史の必然というか運命を感じさせ、思わず観ている方もアツくなってしまいました。
で、なんか見た目通りというか高橋名人と毛利名人のゲーム観も当時からだいぶ異なっていたらしく毛利名人はゲームに対しミスをゴリゴリに潰して本番までにプレイの精度を高めるタイプだったそうですが高橋名人は「つまんないヤツ」とバッサリ。
「ミスするから面白いんだろうが」と追い討ちもかけますが決して空気が悪くなることもなくふたりの間には長きにわたり同じ道を歩んだ者だけが持つような不思議な連帯感というか温かい空気を画面を通して感じました。
あと個人的にいいなと思ったのは思い出話の後で復刻シュウォッチを使って35年ぶりの連射合戦コーナーで司会進行役の中西さんが毛利名人に勝っちゃって、すかさず「いやぁ俺のシュウォッチはバネを仕込んでますからね」と往年のファンならクスッとする一言を添えたところです。
毛利名人を過度にいたわらず笑いに変えたのは巧い。
そもそも毛利名人ってあんまり連射のイメージないですし。
そしてやはりここ一番は高橋名人。
全盛期には及ばないものの迫力ある連射は今でも健在で胸にこみ上げてくるものがありました。
大体ここまでで75分ほど経過し、私としてはもう大満足だったのですが更にレジェンド漫画家のむらしんぼ先生と沢田ユキオ先生が登場し、沢田先生のおもろいマリオコスプレ写真と肝心なところで屈託なく笑う先生にこちらまで楽しくなります。
マリオコスプレ写真は全三枚あったんですけど、どれも徳のあるいい笑顔でしたね。
まあ沢田先生笑いすぎで結構グダりはしましたが、身内の集まりみたいな感覚が大変心地よく最後まで楽しんで視聴しました。
これからも頑張ってほしいコロコロアニキ
まあ…地球環境に配慮して紙媒体を止めるってのはちょっと言わんでもよかったかな…とは思いましたが、まだまだ私のようなおじんでも読める雑誌を目指して頑張ってもらいたいというエールを込めて筆を置かせて頂きます。
でも結局成年誌コーナーに置いてる書店ほとんど見かけなかったな。
今号買った本屋さんとかコロコロと並べて置いてあったし、おばあちゃん間違えて買うぞアレ。