はいまあ、割と太ってます平八です。
私は今までにも何度かダイエットに挑み、その度に確実にリバウンドして来たある意味リバウンド王なのですが、今回はそんなジョークをかましている余裕すらない状況に追い込まれました。
結果、その体験が元で今度こそ本気で痩せねばなるまいと決意したのです。
とある大学にて
私がある資格試験を受験するためにとある大学に行ったのが全ての始まりでした。
そのキャンパスは建設から間もないようで、私が昔通っていた大学とは比べ物にならないくらい綺麗な建物でした。
試験のために講義室を間借りしているだけなので全体は把握出来ませんでしたがトイレが結構でかかったのでフル稼働するとなかなかのキャパシティだろうと予想します。
ウチの学校もこれくらい金があればなー、とか呑気なことを考えていました。
着席するまでは。
机と椅子の間隔
講義室に入り自分が今日借りる席を探します。
その講義室では椅子は折り畳み式で、椅子を手で下して座るタイプです。
一見した時、「ちょっと狭いな」とは思いました。
しかしそれ以上は特に何も考えず、横からぐっと机と椅子の間に割って入ります。
その時気づきました。
腹の肉が、机につっかえてる。
衝撃でした。
自分が太っている自覚はありましたが、まさか椅子に座るのにも難儀するほどとは予想だにしていなかったのです。
気になって周りを見回してみる。
若干腹回りに肉がつき気味の人はいるけど、自分ほどガッチリ挟まってる人はいない。
いやむしろ机の板が食い込んでくる。
痛い何これ。
呼吸するとより肉が当たる。
内臓圧迫される。
ウホッて息が詰まる。
額に脂汗が出るほど痛いし、焦る。
まさか…こんなにも自分が太っていたとは。
いくら朝飯に牛丼大盛りを食べたとはいえ。
ていうか何調子乗って朝から大盛りとか食べたんだ。
それのせいじゃないのかこの醜態。
試験官が入ってきて試験時の注意その他を話し始めますが、私の意識は容赦なく腹に食い込む板に集中し、正直何一つ頭に入ってきません。
これヤバいヤバい。
こんなんで試験とか無理無理。
答案用紙と試験問題が配られる。
当然問題文も気が散ってまともに読めない。
ここでまだ救いだったのは、今回の試験は準備が十分ではなかったので元々クリアできる確率は低かったこと。
しかし。
これが本チャンだったらシャレになってないなこれ。
そんなことを考えていると第一科目が終了しました。
繰り返す悪夢
実は今回の試験、第四科目まであります。
つまり一度解放され講義室の外でリラックスしても時間が来たらまた着席させられます。
そして呼吸のたびにんほおおおおってなる拷問タイムの始まりです。
吸って「んほおおおおお」
吐いて「ふうううう…」
吸って「んほおおおおお」
何だこれ。
第二科目の途中からはだいぶ泣きが入って「すいませんでした」と心の中で繰り返し呟きました。
試験以外の外部要因で心が折れていました。
これはあれかな。
この大学に入りたければシュッとしてから来いとかそういうことかな。
若い頃、ここに入学しなくてよかったと心底思いました。
今日一日ならギリギリ何とかなりそうですが、こんなん毎日とか即休学する。
昼頃からちょっとマシになる
多分牛丼の消化が進んだんでしょう。
でもまた昼ご飯を食べるとんほおおおおってなるのは目に見えてるので、昼飯抜きました。
第三科目もこれまでよりはマシでしたがグリグリと食い込んでたので会社の文句を試験問題の余白に具体的に書くことで気を紛らわせてました。
何しろ問題が分からないので問題を解いて気を紛らわせることが出来なかったのです。
ていうかこの時点で完全にどうかしてたな。
第四科目になるともうぐったりしてました。
体は疲弊しているのですが、何で自分がこんな目にと段々腹が立ってきました。
自分に。
そう、結局のところ一番悪いのは体調不良にかまけて減量を怠った自分自身なのです。
結果、腹の脂肪が内臓にぐりぐり食い込み続けるという拷問を受けることになりました。
本気で思う「痩せねば」
肉ばさみの刑から解放され、疲労困憊した帰り道、これは本気で痩せなければならないと思いました。
もしも何かの拍子に同じようなシチュエーションに陥った場合、次はもう耐えられる気がしません。
前述した通り今回は元々勝ち目の薄い試験でしたが、ガチで取りに行く試験でこんなことになったら戦う前に負けです。
減量方法はやりながら考えていく必要がありますが、まずは体を動かすことと食事を制限することから始めていきたいと思います。
しかしあの座席の仕様だと本当にそれなりにシェイプした体型じゃないと座ることすら出来ないけどやっぱりキャンパスには太っている学生はいないんでしょうか。
他の資格試験なんかでも割とよそのキャンパスに行ったりしましたが、ここまでホールドされたことはなかったのである意味衝撃でした。