続編あるんだ…サメ映画「シャークトパス VS 狼鯨」レビュー

  • 2018年11月24日
  • 2018年12月8日
  • 映画

そろそろシャークトパスにも慣れてきた、平八です。

 

 

今夜もケーブルテレビのMONDO TVでやってた「シャークトパス VS 狼鯨」のレビューです。

 

公式サイト:

 

 

人間も喰われるけど基本怪物同士の決闘

 

<あらすじ>

ドミニカ共和国のとある海で葬儀の最中、突如起こる惨劇。

それは米軍の開発した生物兵器シャークトパスの暴走によるものだった。

平和な毎日を送っていたレイ船長、助手のパブロは不穏な空気を感じ取る。

同じ頃、狂気の科学者ラインハルト博士は失意の野球選手ローサをそそのかし、神をも畏れぬ人体実験を開始した。

 

 

前回とあらすじテンプレートがほぼ一緒。

 

 

まあ結局この映画を観る理由って人間のエゴが生み出したクリーチャー同士が闘争を繰り広げるところが観たいという点に帰結すると思うので似たようなテンプレ使っても特に問題はないのかなと。

 

劇中のSNSでも有名になりつつあるシャークトパスの今回のお相手はラインハルト博士が究極の人間を創り出そうとして何故か誕生した狼と鯨のキメラであるホエールウルフ。

 

前回は割と海の中のシーンが多かったシャークトパスもガンガン陸に上がって来てくれるので海と陸を舞台に大決戦が展開されます。

 

大ジャンプくらいなら出来るしシャークトパス量産化したら無敵だよな。

 

ホエールウルフも負けてはおらず、素体は引退間近の野球選手ローサだったものがラインハルト博士に色んな遺伝子をチャンポンに注入された副作用か結構大きめの怪物に変貌してしまうというあまりと言えばあまりの展開に生命を何だと思ってやがると声を荒げてしまいそうになります。

 

前作を観た時にちらっと頭をかすめましたけど確信しました。

 

この映画、生命の尊厳とかそういうの全く意識してない。

 

前回もプテラクーダ(古代生物とバラクーダのキメラ)が人間に操作されることで創られた生命の悲しさを表現してるのかな、と深読みしたけど今回はブードゥーの人形(干物っぽい)でシャークトパスを操作しようとしたり「これブードゥー教も怒るんじゃねえか」という描写が見られます。

 

あと、本筋からはちょっとずれるのですが、どうしても指摘したいのが物語開始から1時間くらい経過したあたり。

 

シャークトパスとホエールウルフの海辺の対決シーンがあり、その時に建物の屋根に上って複数人が見物してる様子が見られるんですけどあれスタッフなんじゃ…?

 

違ったとしても、十数メートル級のモンスター同士が大暴れしてる時に呑気に見物してる人影なんか残しちゃダメだろ、と思いました。

 

 

セクシーシーン満載

 

 

前回はそんな意識して観てなかったですけど本作はなかなか凄いです。

 

まずラインハルト博士のところで働いてる看護師さんがオッパイボインボイン。

 

非常に頭の悪そうな表現で恐縮ですが、そうとしか言いようがない。

 

そんなんで仕事になるかってくらい胸元開けて、これ完全にスタッフさんの趣味ですよね?って言いたくなる。

 

狼の要素かなり強めのホエールウルフに襲われる際もねっちり追い回されて、最期は海に落ちて喰われてしまいましたが本作はちょっとサービス良すぎな気もしました。

 

何か特に関係あるとは思えない「バチェラー」みたいな番組のロケシーンもあって、水着のお姉ちゃんがふんだんに出てきてサクサク喰われるとか観ている男性陣を飽きさせない作りになっていましたね。

 

あとブードゥーの神官フランソワ・タイニー首長の妹もなかなかのナイスボディなので目の保養になります。

 

 

最終決戦…マジかそれ

 

 

※ちょっとここからはかなりのネタバレになりますのでご注意下さい。

 

何度か窮地に陥ったりしながら最終決戦の地をベースボールスタジアムに選んだヒロイン・ニータとパブロ。(途中何故か合流するレイ船長)

 

そこにおびき出された二大怪獣。

 

遂に最終決戦か、と身も引き締まりますが、割と早々にシャークトパスは高圧電流の金網に接触し、焼死します。

 

えっ、と思ったのも束の間、残されたホエールウルフはレイ船長とニータを追い回します。

 

絶体絶命。

 

しかしホエールウルフはベースが野球選手なので、レイ船長が操るピッチングマシーンのボールに夢中になってしまいます。

 

何だこの最終決戦。

 

そうこうしているうちに空軍から飛び立った戦闘機が絨毯爆撃を実行し、粉々に砕けるホエールウルフ。

 

唐突に始まるラブシーン。(キスの時間だ、という名台詞)

 

しかし、ブードゥーの魔術によりひそかに別の場所で甦るシャークトパス。

 

もう一回言いますけど何だこのオチ。

 

多分時間が無かったからでしょうが、相当巻いた終わり方をしました。

 

ただ、ひとつフォローをするならば、ブードゥーの儀式を行うシーンで首長の妹の右隣にいる男のダンスが全然やる気がないので是非一度ご覧頂きたいです。

 

そもそもブードゥーの儀式の知識が無くて、どうしていいのか分からないようにも見えましたけど。

 

 

まとめ

 

くれぐれも生命で遊んではいけません。

 

ラインハルト博士が遺伝子工学について学んだ先輩が前作でも出ていたらしいとか、前作を知っていればより楽しめるのかも知れませんけど本作だけでも話は十分通じます。

 

あと、OPのシャークトパスとホエールウルフは静止画かつエフェクトかかっててそこそこカッコよく見えるので、そこも見どころのひとつです。

 

 

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