どうも、無呼吸症候群認定されてはや数年の平八です。
前フリの通り無呼吸症候群対策をする理由を書き綴りたいと思いますが
結論から言えば時は金なり、ということですね。(終わっちゃったよ)
理由なき健康
私の場合、学生の頃から既にその兆候があったようで、高校の部活の合宿の朝に「お前イビキがえげつないな」と友人によく言われていました。
それから大学生になるとイビキの上に「歯ぎしりがすごい」「急にイビキと呼吸が止まって怖い」などと言う意見も頂くようになり、もう完全に無呼吸症候群にかかっていたと推測できます。
しかしそうなっていたにも関わらず、生来のズボラさから私はそんな自分の体を十年以上放置していたのです。
まさか、と思われるかも知れませんが私は寝るスピードに関してはかなりのもので、自分はこれだけ寝つきがいいのだから睡眠もバッチリ取れているはずだと言う思い込みがあったのです。
それに当時はまだ若かったので朝たっぷり寝たはずなのにまだ眠かったり日中頭がぼーっとしてても何とか乗り切れていたこともあり、また無呼吸症候群の治療もあまり一般的ではなかったことからそもそも思い至りませんでした。
しかし加齢とともに若さボーナスは薄れ、やがて日中業務がキツくなってきました。昼休みに本格的に横になったり業務の合間に長めの休憩を取るようになったのです。
そんな私を見かねた会社の先輩が無呼吸症候群を治療する医師を紹介してくれました。
通常であればしばし診察を重ねてその重篤度を計り、機械が必要なのか、どのくらいの設定にすべきかなどの治療を検討していくらしいのですが、私は数日後にはCPAP治療用の機械の貸与を認められました。
無呼吸睡眠の詳しい数値は書けませんが「これって睡眠というより仮死状態では?」と思ったことだけは伝えておきましょう。ちなみに1時間あたり5回程度の無呼吸睡眠は健康な方でも起こりうるそうですよ。
ともあれ私のCPAP生活が始まったのですが、装着して初めての朝は今でも忘れられません。機械が未調整にも関わらず頭が驚くほどクリアになり、ひどかった口内の乾きも異物感も失せ、気力に満ちていました。頭の中で「世界は俺のものだ!」と叫んでしまうほどに。
※個人の感想です
それから微調整を重ね、自分のコンディションに合わせた空気圧設定をしているため無呼吸自体は上記の一般人の数値を下回るレベルで推移しています。
さて、このように素晴らしい効果をもたらしてくれたCPAPですが装着初期は色々と苦労しました。
鼻マスクがうざい
慣れるまで時間がかかりました。私のマスクはカップ状になっていて隙間をピッタリ埋めるタイプですが当初は異物感がすごく、つい寝ている最中に振り払ってしまい、頭を吹き付ける風で目が醒めることがしばしばありました。
鼻が詰まっていると最悪
冬場によくあったのですが風邪の引きかけで鼻が塞がり鼻呼吸が出来ないとそもそも話になりません。
私は風邪を引きやすいためその時期は鼻の通しをよくする薬を貰っていました。あまりに辛いようなら使用は控えた方が良いようですが、花粉症の方は大変だろうなと思いました。
マスクのメンテ
難しいことではなく、構造上皮膚と接触するパーツは定期的に清掃し、またチューブなどは陰干しするといったことです。
まだやったことはありませんがチューブも場合によってはカビが管内に発生することもあるそうなのでそれだけはイヤだと恐々としながら干しています。
積極的にカビを体内に取り込む装置とか恐ろしすぎる。
他人がいると気を遣わざるを得ない
画像検索すると上図のようなマスクをつけた男性を見てうっとりという画像を見かけましたがこのフォルムを「甘いマスク」と認識する女性が果たして世界に何人いるやら。
また、就寝中は気にならない(当たり前)ですが空気の吸引により割とシュコーシュコー言います。個人的にダースベイダーほどではないけど一旦気になり出したら気になって仕方ないレベルの音量です。
自分でも気になるくらいなので何の恩恵も受けていない他人からすれば「シューシューうるさい」としか思わないのではないでしょうか。
人によっては合わない
空気を送り出して閉塞気味になっている気道の通りを良くするので割と強めの給気があります。
それによって喉を痛める可能性もあるということです。
そういう場合は無理をせずに医師に相談し、別の治療を試みるのが良いでしょう。
私は名前を聞くだけでも怖いのですが今はレーザー治療で閉塞しやすい箇所を焼くという対処法もあるそうです。
これも効果に個人差があるらしいのでよくよく検討されることをお勧めします。
だとしても対策するのは今
無呼吸症候群あるいはもしかして?と感じている方はすぐにでも検査だけでも受けることをお勧めします。
経験談として無呼吸症候群やってると朝の目覚めが最悪で下手をすれば午前中いっぱい気持ちのノリが悪くぼんやりと過ごしていました。
そもそも眠りの質が悪いので睡眠時間を増やして解決される問題でもなく、急場しのぎの頭痛薬を飲んだり無駄なこともしたりしました。
そうなると無呼吸症候群でない方と比べて3、4時間は有用に使える時間の差が出ます。
粗い計算ではありますが仮に4時間だとすれば年間にして1460時間もの活動時間の違いが出てしまいます。
いかに優れた能力の持ち主でもこれは大きな時間的ハンデではないでしょうか。
大事なことなので2回言いますが時は金なり。
まずは自分が無呼吸症候群か、そうでないかだけでも確認してみてはいかがでしょう。
まとめ
・無呼吸症候群対策はお早めに。
・先生とよく相談して自分に合った対策を。
・いざという時のためにカッコいいマスクを用意しよう。
それではまた。