最近疲れが取れません、平八です。
今夜は効率のいい休み方が勉強できるかなと思って購入した新井直之先生著「超一流、二流、三流の休み方」です。
超一流のエッセンスを学べ
ひと通り読んで思ったのが「あ、これ書いてあることをそのまま実践する本じゃないな」ということ。
内容は全5章46項目に分かれ、主に休暇に関する事柄に対して「三流、二流、超一流」の取る行動を記述し、それぞれに解説を加えていくスタイルです。
例えば第2章では「動き出し」つまり仕事を始める前にそれぞれのビジネスマンはどう対応するかという問題で、その回答はと言うと
三流 いつも時間ギリギリ
二流 基本は1時間前
超一流 ときに朝4時から始動
第2章 12「動き出し」より引用
一瞬「超夜型の人のこと何も考えてねえな!」と声を荒げてしまいそうになります。
しかし後に続く「なぜ4時起きが超一流なのか」の解説を読むと一理あるし、他の項目を追っていくと要するに「超一流の人と言うのは物事を自分に都合よく動かすためにはどうすればいいかを一生懸命考えて実行に移す人を指す」ということに思い至ります。
であれば、本書に描かれている内容のうち出来そうなことは真似すればいいし明らかに無理ならエッセンスだけを真似ればいいことになります。
自分に有利な状況が作れればそれでいいわけですから。
そしてそれを積み重ねることで質の高い休暇が取れると本書は教えてくれるのです。
それ休暇関係ある?というのもいくつかありましたが、まあビジネスマン的ライフハックの側面も持っていると考えれば。
私などは映画が好きなので第5章映画・演劇が気になり、ページを開きますと
三流 テレビや動画で楽しむ
第5章 40「映画・演劇」より引用
まあ三流は言い過ぎかもしれないけど主体性は大事だよね。
二流 映画館や舞台に足を運ぶ
第5章 40「映画・演劇」より引用
?映画館に行くだけではまだ二流とは。
私ごときの考えは甘いということか。
では超一流の行動とは…
超一流 本物を体感しようと本場に飛ぶ
第5章 40「映画・演劇」より引用
ハリウッドに行けってか。
詳細は伏せますが、一応納得はできる解説が添えられています。
しかし簡単に実践できる方法でもなかったりするので「ある程度は二流で妥協するか」と考え「いつかは本場のブロードウェイ」を目標にして日々を過ごすのもオツかもしれませんね。
サメ映画のメッカ・アサイラム訪問なら割とすぐ行けそう。
あと、個人的にウケたのが「トイレ」で
三流 用を足してスッキリする
超一流 アウトプットする
第4章 38「トイレ」より引用
一緒じゃねーかって思わずツッコミました。
ディスられたと思ってもグッとこらえて
そもそもタイトルからしてちょっと煽ってるような気もするし、強めの言葉も使ってくるのでカチンと来ることも無理ないかと思います。
しかしそこはいま一段の堪忍をもって頂きたい。
仮に今三流認定されてもここから先ランクを上げることはいくらでも出来ます。
多分作者も「お前の休暇は三流だウエーハッハ」とか煽りたいわけではないはず。
であれば我々は本書から超一流へのアイデアをいくつか持ち帰ることこそ肝要でしょう。
ただ35「会食」での「超一流は会食の際、自宅にゲストを招待します」のくだり。
それが出来れば苦労はしねえと私もちょっと本書を投げそうになりました。
ゲストを何人も招いてくつろいで頂ける自宅とかガチで超一流じゃねーか。
しかもその実例として挙げてる超一流の人、ゲストを千葉の別荘に招いてるじゃねーか。
多少興奮してしまいましたが、あくまで自分に合った路線を目指すべきです。
超一流と二流の壁分厚すぎる。
本書を使って超一流格付けチェックを開催しよう
読み進めていくうちに本書を使ってパーティーの余興でクイズとか出来るな、と思いました。
超一流ビジネスマン格付けクイズとかって本書からお題を出して、答えてもらうの。
で、その答えによって超一流、二流、三流に分けていく。
「何でだよ!!」と回答したゲストからツッコミが入れば本書のキモである「超一流解説」を披露すれば盛り上がること間違いなし。
「まあ部長ほどの超一流ビジネスパーソンならこのくらい軽いものでしょうけどね、すいませんね簡単な問題出しちゃって…三流やないかい!!」
と無礼を働いても許してもらえそうな空気が漂うわけです。
まあ…芸能人格付けチェックは浜田さんの仕切りが巧いから成り立ってるような気もするので素人が真似したら大火傷する可能性もありますが、節度を守って行えば朗らかな余興になるかと思います。
前述の通り章ごとに分かれているので解答者にジャンル選択させたり色々と楽しみ方はあるかと思います。
まとめ
自分の身の丈に合ったアレンジをして本書を活用しましょう。
最初の方でも述べましたけど真似すべきは超一流の考え方であって贅沢しろと言ってるわけではないと思います。
ただ、自分とは違うものの考え方に触れるのは成長する上でも大事なことでしょう。